昔、米の収穫はすべて村のお役人によって厳しく管理され、年貢米が納められていたといいます。税を逃れ、農家や親戚で食べるお米を確保するため山奥で隠すように作付けしていたところを隠し田というのだとか。
ここは小佐渡山中のとある場所。もちろん隠し田ではありません。
例年、休耕田として蕎麦や大豆を作付していましたが、今年は稲のために復田です。水を湛えるようにするには手間が要ります。

畦(あぜ)を築き、水を張ってドロドロにします。
昔、新穂村青年団でトキの餌場作りをやっていましたが、畦ぬりや水路の掃除などすべて手作業でやった事を思い出します。